肝炎の種類

有名サイトのご紹介

画像3
詳しい情報はこちらから


肝炎の種類

肝炎にはウイルス性、薬剤性、アルコール性、自己免疫性という分類があります。中には馴染みのない種類もあるかもしれませんが、ここでは簡単に特徴などを解説していきますので、個々の肝炎がどういうものなのかを押さえておくと良いでしょう。

 

まずはじめにウイルス性肝炎についてですが、これは肝炎ウイルスが原因となり引き起こされます。ウイルスと一口にいっても、A型などいろいろな種類がありますが、日本人の場合、多数を占めているウイルス性肝炎はA型、B型、C型となっています。

 

次に、薬剤性肝炎ですが、これは服用している薬剤が引き金となり肝障害を招く疾患となります。薬剤性には複数の種類があり、薬自体の毒性が肝臓に悪影響を及ぼす中毒性肝障害、薬によりアレルギー反応が惹起されて過度の免疫反応が肝臓に攻撃を加えるアレルギー性肝障害を挙げることができます。

 

それからアルコール性肝炎に関してですが、これは普段からアルコールを摂取し続けていた人が、集中的に数日間に渡り大量飲酒することが原因で引き起こされる疾患となります。

 

発熱や腹痛を引き起こし、突発的に発症するという特徴があります。そして、自己免疫性肝炎についてですが、これは免疫機構がある原因によっておかしくなり、肝障害を発生させる疾患となります。

 

性別としては男性より女性に引き起こされる割合が高いといわれていて、特に若年の女性や更年期の女性の割合が高いとされています。

 

 

 

 

慢性肝炎

原因

慢性肝炎は短くとも半年以上持続する肝臓の炎症をいいますが、急性肝炎より発症者の割合は相当に低いという特徴があります。
大体は軽症なのですが、何年間、何十年間と炎症が持続するケースがあることから、肝臓にダメージが蓄積し、やがて肝硬変、肝不全、肝臓癌を招く危険性があります。
また、慢性肝炎の3割くらいは、急性肝炎から移行したものであり、あとは明確な症状がないまま少しずつ疾患が悪化します。
ちなみに、慢性肝炎のほぼ総数は肝炎ウイルスのどれかが原因になっています。
その中でも多数を占めるのは、C型肝炎ウイルスといわれていますが、急性C型肝炎の8割程度は慢性肝炎に移行します。
B型肝炎ウイルスに関しては、D型肝炎ウイルスの感染が一緒になりますが、C型より低確率で慢性肝炎を招きます。
なお、A型やE型の肝炎ウイルスは、慢性肝炎になることはありません。
この他、特定の薬には慢性肝炎を招く恐れがあり、長く使う場合はとりわけ警戒しなくてはいけません。
また、同一のウイルスや薬であっても、本当に慢性肝炎を引き起こすかどうかについてや、引き起こしたときの症状の度合いには個人差があり、このわけははっきりしていません。
それから、ウイルソン病という遺伝性の病気によっても、小児や若年成人が慢性肝炎に陥る場合があります。
患者によっては、免疫システムの過剰反応が慢性的な炎症を招く原因の一つになっていると考えられています。
ちなみにこの疾患は自己免疫性肝炎といい、男女比では女性の割合が高くなっています。

 

 

症状・診断

慢性肝炎の症状について、多くの人が意外と思うかもしれませんが、実際のところ一切引き起こされない患者が多いといわれているのです。
慢性肝炎の症状が認められるとすれば、体調不良、疲労、食欲不振などが代表的で、あとは微熱が引き起こされたり、上腹部の不快感を自覚したりします。
黄疸に関しては、見られる人と見られない人がいます。
また、慢性の肝臓病ということで、脾臓の腫大、皮膚のくも状血管、体液のうっ滞などの症状が次第に引き起こされます。
それから、とりわけ自己免疫性肝炎の若年女性などの場合、にきび、貧血、関節痛、月経の停止、肺の線維化、甲状腺や腎臓の炎症などの症状が引き起こされる場合があります。
慢性肝炎に陥っていても、大抵の人は肝臓の障害が認められずに数年の期間を送りますが、人によって次第に病気が深刻化します。
C型肝炎のおよそ2割と自己免疫性肝炎のおよそ5割は、何年か過ぎるうちに、肝不全を併発しているかどうかに関係なく肝硬変を患うようになります。
なお、肝機能検査の結果や症状というのは、診断情報として役に立ちますが、診断の確定をするには肝生検を行うことが欠かせません。
肝生検を実施することによって炎症の度合いを見極め、瘢痕形成や肝硬変を招いているかどうかを明らかにすることができます。
さらに、肝生検を行うことで肝炎の原因疾患を把握できる場合もあります。
ちなみに、必ずというわけではありませんが、肝生検を何回か実施するというケースもあります。

 

 

治療

進行性のC型感染を引き起こしている場合には、抗ウイルス薬を併用する治療方法が一番採用されています。
この治療方法は炎症が悪化するのを抑制するのに有効ですが、治療を途中でやめると再発のリスクが高まり、確実に成功するとはいえませんし、副作用も少なくありません。
なおB型肝炎の場合も、抗ウイルス薬を使用する治療方法が有効に作用するケースがあります。
また、ある薬が肝炎の元凶となっている疑いがあるなら、この薬を用いるのをストップすると、肝炎が回復する場合があります。
自己免疫性肝炎の治療方法としても薬が使われたりしますが、これにより、炎症を抑制したり、症状を緩和したり、長期的な生存率を高めたりすることに期待が持てます。
なお、このような治療を実施していても、肝臓の瘢痕形成と線維化が少しずつ進行する場合があります。
治療をやめると再び炎症が引き起こされることから、大抵の人は一生涯、薬に頼らざるを得なくなります。
また、慢性肝炎の原因や種類を問わず、脳の機能障害、腹腔内への体液の貯留といった合併症が認められれば、治療をしなくてはいけません。
深刻な状態の肝不全の場合、肝臓移植の検討もなされますが、B型肝炎を引き起こしている人は移植後の肝臓にも早い段階で深刻な状態での再発を招きやすいので、普通は移植が選択されることはありません。
なお、C型肝炎の場合も移植後の肝臓での再発はほとんど避けられませんが、症状は深刻でないことが少なくないので、長期的な生存率が高くなります。

page top