肝炎の治療方法について

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肝炎の治療方法について

肝炎の治療方法について、これから詳しく調べていこうという人は、その前に簡単に基本的なことを確認しておくと理解が早まるでしょう。まず前提として、肝炎には急性と慢性のものがあり、それぞれに症状がありますし、治療方法はひとつではありません。

 

これらのうち、急性肝炎の場合の治療方法ですが、十分に安静にしているというのが第一となります。何が特別な方法で回復を目指すのではないかというイメージを抱いていた人は、意外に思うかもしれません。

 

また、食欲が落ち込むという症状に見舞われた場合には、栄養をしっかりとれなくなります。この場合には、点滴をする治療方法がとられるのですが、この点滴によって注入する栄養は、ブドウ糖を主体としたものとなります。

 

急性肝炎がこれらの治療方法により快方に向かうと良いのですが、そう上手くはいかないという場合もあります。B型肝炎やC型肝炎を引き起こしている人の炎症が鎮まることなく、残念ながら慢性肝炎に移行するケースがあるのです。

 

慢性化した場合には、薬を使用しての治療方法がとられるケースもあります。薬物療法に着手するにあたり重要なのは、血液検査や肝生検を実施することで、病気の進み具合や治療の効果、副作用が出る可能性などを評価することです。

 

そうすることにより、インターフェロン療法によりウイルスを体の外に追いやり改善を図るのか、対症療法という形で肝庇護剤を使い、肝臓の炎症を抑制する治療を施すのかなどを判断します。

 

A型肝炎について

A型肝炎というのは、A型肝炎ウイルスにより生じる肝炎であり、日本の急性肝炎の約4割がA型肝炎であるとされています。
感染力がかなり強く、流行性肝炎と呼ばれるほどの時代もありました。
多くのA型肝炎ウイルスは便の中に排出されるので、これにより汚染された飲用水や魚介類を摂ると感染してしまいます。
今では日本国内における感染は減少傾向にありますが、衛生状態の良くない地域に行った人が感染し、国内に戻ってから発症する例が多くなっています。
A型肝炎ウイルスに感染した場合、発症するまでには2〜6週間の潜伏期間があります。
発症すると全身倦怠感、食欲不振、高熱、下痢などの風邪のような症状が引き起こされます。
こうした症状が1〜2週間出たあと、黄疸が2〜4週間くらい出ます。
慢性肝炎に及ぶことはなく、劇症肝炎を招くことも多くはありません。
それから、永久免疫が作られるため、再び感染することもないでしょう。
治療方法としては安静にしているのが効果的ですが、入院をする形になるのが普通です。
初期の状態で食欲が不足している場合は、点滴による栄養補給が行われます。
未然に防ぐ手立てとしては、食品を取り扱う衛生環境を整備したり、上水道の汚染を防止することが大切だといわれています。
また、ワクチンも有効ですが、接種はA型肝炎がよく起きている地域に行く人など、感染の危険性が大きい人に対し行います。
それから、標準免疫グロブリンは、A型肝炎ウイルスに見舞われた疑いのある人にすぐ効果を発揮するものとして役立ちます。
ちなみに、これはワクチン接種にプラスして投与を行う場合もあるといわれています。

B型肝炎について

B型肝炎は、B型肝炎ウイルスにより引き起こされます。
そしてこのB型肝炎ウイルスとしては、再感染しない一過性感染、慢性化する可能性がある持続性感染を挙げることができます。
これらの種類のうち、一過性感染はB型肝炎ウイルスに感染し、長くて半年間の潜伏期間のあとに急性肝炎を引き起こします。
症状の度合いには個人差があり、発熱や黄疸をはじめとする症状に見舞われる人もいれば、症状が一切起こらない不顕性感染の人も非常に多いとされています。
なお、良好な健康状態の大人が一回目に感染すると、大抵の場合は一過性感染となります。
それから、免疫機構が未発達である幼い時期に感染すると、ウイルスを異物と捉えることができずに肝炎を引き起こさないのと引き換えに、ウイルスが留まり続ける持続性感染になります。
ちなみに、こういった体の中にウイルスを保有する人のことを、キャリアと表現します。
ウイルスを体の中に留めておいてしまうキャリアの症状の自然経過に関してですが、無症候期、肝炎期、肝炎沈静期の順に移り変わります。
幼い時期の無症候期を送り、10〜30代の時期に完全ではないものの体の免疫機構が作用し、B型肝炎ウイルスに対抗しようとするため、肝炎が発生します。
自覚症状については認められないこともありますが、自覚症状があるとしても軽度のものになりますので、ウイルスの排除まではできません。
したがって、およそ1割の人が慢性肝炎を招く形になります。

B型肝炎の治療・予防

B型肝炎の治療方法としては、急性肝炎の場合は安静にするのが有効です。
食欲不振にはブドウ糖を主体とした点滴を実施し、栄養補給をすることが重要となります。
慢性肝炎の治療は、肝硬変を招くのを回避するため、慢性肝炎のあいだに回復させることを目指します。
方法としては、治療薬を使用するのが有効といわれています。
抗ウイルス薬を使用したり、肝庇護薬を使用したり、ステロイド剤を利用した治療方法もあります。
また、B型肝炎の予防方法としては、注射針を共用しない、不特定多数の人と性的接触をしない、不必要に輸血を行わないということが大切だと伝えられています。
ワクチンも有効ですが、接種を受けると体の免疫機能が促進されて、感染の予防効果が期待できます。
ただし、透析患者、肝硬変の患者、免疫系の障害を抱える患者に対しては、ワクチンの有効性が高まらないといわれています。
また、B型肝炎に感染する危険性が大きい人ほど、当然ではありますがワクチン接種が大事といえます。
それと共に、B型ワクチン接種はどのような人に対しても勧められるようになってきています。
B型肝炎ウイルスに見舞われた疑いのある人の予防のために使うとき、標準免疫グロブリンはすぐ効くものの効き目が強くなく、B型肝炎免疫グロブリンのほうが予防効果の面で優れています。
B型肝炎に感染した状態の母親から誕生した乳児に対しては、B型肝炎免疫グロブリンを使用し、ワクチンの接種を実施します。
これにより、慢性B型肝炎の7割を防止することが可能とされています。